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【独自】田口浩嗣久御山町議が町総務部長に業者を紹介

久御山町議会議員の田口浩嗣氏(3期目)が久御山町の総務部長に通信業者を紹介していたことが関係者への取材によりわかった。

 

田口議員が紹介した業者はE社(本社=大阪市)。売り込みがおこなわれたのはソフトバンクの「おとくライン」という商品。

 

田口議員は、E社幹部従業員とともに役場総務部に訪問。町総務部長を引き合わせた上で、田口議員同席のもと、E社の幹部従業員が商品説明をおこなった。

 

後日、庁内で検討をおこなったところ、役場では形状的に導入することが不可能とわかったため、断ったとのこと。

 

久御山町議会議員政治倫理要領では、議員は「自己の地位に基づく影響力を不正に行使し、住民の疑惑を招くような行為はしないこと」とある。

 

田口議員は人格が高潔で業者と癒着するような人物ではない。しかしながら、議員が特定の業者を紹介することは、住民から有らぬ疑惑を招く行為となるため、厳に慎むべきである。

 

 

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E社幹部従業員の名刺(関係者から入手)

 

2021年5月31日

(久御山ジャーナル主筆 芦田祐介)

【独自】田口議員が私的なゴルフコンペを理由に会派代表会を欠席

久御山町議会議員の田口浩嗣氏(3期)が会派代表者会を欠席し、私的なゴルフコンペに参加していたことが申し合わせ事項に反していたことがわかった。

 

会派代表者会が開かれたのは令和元年12月4日。当時、筆者は田口議員と同じ「くみやま改革保守の会」(代表=田口議員)に所属していた。筆者は、田口議員から会派代表者会の日は「用事」があるため、「代理出席」の要請を受けた。

 

筆者は、その要請に従い12月4日開催の会派代表者会に「代理出席」した。田口議員が会派代表者会を欠席しなければならないほどの「用事」とは私的なゴフルコンペであったのである。

 

会派代表会は、久御山町議会の申し合わせ集に掲載されている「久御山町議会会派代表者会申し合わせ事項」に基づいた「各会派の連絡調整及び協議を図」る会議である。本会議や委員会のように条例にもとづく会議ではないが、「公務」といっても過言ではない。

 

本紙が当該申し合わせ事項を精査したところ「代表者に事故あるとき又は欠けたときは、議長の許可を得て、その会派に所属する議員の中から代理の者を出席させることができる」と規定されている。確かに「代理出席」の規定はあるが、これは「代表者に『事故』あるとき又は『欠けた』とき」に限られていた。

 

「事故」とは傷病などを指し、「欠けたとき」とは議員辞職や死亡により後任の代表者が決めっていない状況を指す。私的なゴルフコンペを理由に欠席し、別の人間を「代理出席」させることは申し合わせ事項では認められていない。

 

それ以前に当該申し合わせ事項の「代表者会の構成」という条項では、「代表者会は、議長、副議長及び(会派の)代表者をもって構成する」となっている。田口議員は、当時、副議長であったから、副議長という立場からも出席する義務があった。

 

このように田口議員が私的なゴルフコンペを理由に会派代表者会を欠席したことは、副議長および会派代表という職責を放棄したものといえる。

 

田口議員は、令和3年2月25日に開催された広報広聴委員会においても遅刻しており、公務軽視も甚だしいところである。

 

画像引用元:2019年12月4日付け「田口こうじオフィシャルブログ」

 

 

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久御山議会会派代表者会申し合わせ事項

 

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令和元年12月4日会派代表者会議の結果概要(情報公開請求により入手)

 

 2021年5月5日

(久御山ジャーナル主筆 芦田祐介)

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