久御山町島田のエアコン工事会社「株式会社ネクサスENG」が産業廃棄物を放置したまま、事実上、休廃業していることがわかった。
同社の法人登記を調べたところ、令和3年に設立。資本金は100万円となっている。破産登記や解散登記がなされていなかった。
国土交通省の建設業者・宅建業者等企業情報検索システムで調べたところ、令和5年8月17日付けで電気工事業の建設業許可を取得している。
法的な倒産手続きは取られていないが、下記4点から事実上、休廃業の状態になっていると認めることができる。
1、公表されている電話番号に電話してみたところ「現在使われておりません」とアナウンスされた。
2、ホームページが閉鎖されている。
3、インスタグラムのアカウントが削除されている。
4、本店所在地の郵便受けには、郵便物が溜まっている。
産業廃棄物は隣地にまで飛散している他、道路や側溝にはみ出ているようにも見える。
本紙芦田は6月9日付けで本件について町に情報提供をおこなった。町は「調査を進めている」としているが、速やかな産廃撤去が望まれる。
道路にはみ出していると思われる
隣地(更地)に飛散か
放置されている産業用ガスボンベ
大量の郵便物が放置されている
2025年6月18日
久御山ジャーナル編集部
屋外放置されている産業用ボンベは危険であるため、町消防本部からボンベの所有者「西田産業株式会社」に連絡してもらったところ、6月20日付けで回収したことを確認した。また債権者「西田産業株式会社」が催告状を債務者「株式会社ネクサスENG」の社屋に貼り付けたことも確認した。
「西田産業株式会社」によると、まだ社屋内にボンベは存在しているというが、「株式会社ネクサスENG」と一切連絡が取れないため対応に苦慮しているという。なお、消防本部によると屋内にあるボンベは危険性は限りなく低いという。
産業用ボンベ回収後の事業地
債権者「西田産業株式会社」による貼り紙
2025年6月21日追記
久御山ジャーナル編集部