久御山町議会議員の田口浩嗣氏(3期目)が久御山町の総務部長に通信業者を紹介していたことが関係者への取材によりわかった。
田口議員が紹介した業者はE社(本社=大阪市)。売り込みがおこなわれたのはソフトバンクの「おとくライン」という商品。
田口議員は、E社幹部従業員とともに役場総務部に訪問。町総務部長を引き合わせた上で、田口議員同席のもと、E社の幹部従業員が商品説明をおこなった。
後日、庁内で検討をおこなったところ、役場では形状的に導入することが不可能とわかったため、断ったとのこと。
久御山町議会議員政治倫理要領では、議員は「自己の地位に基づく影響力を不正に行使し、住民の疑惑を招くような行為はしないこと」とある。
田口議員は人格が高潔で業者と癒着するような人物ではない。しかしながら、議員が特定の業者を紹介することは、住民から有らぬ疑惑を招く行為となるため、厳に慎むべきである。
E社幹部従業員の名刺(関係者から入手)
2021年5月31日
(久御山ジャーナル主筆 芦田祐介)