久御山町議会の田口浩嗣議員が久御山中学校の女子生徒に華頂女子高校のパンフレットと粗品(ポケットティシュ)を配付していたことがわかった。選挙区内の寄附を禁じた公職選挙法に違反する可能性がある。
本紙の見解としては、パンフレットについては販促物であるため問題ないと考える。一方、ポケットティシュについては販促物であると同時に有価物と認識することができ、違反の可能性は否定できない。
かつて選挙区内にうちわを配付した大臣がいたが、あれと同様に選挙区で何らかの物を配付するときは注意が必要である。なお、選挙権を有さない生徒であっても寄附行為は禁止されている。
昨今のコロナ禍の選挙戦では、選挙事務所は訪問する人に対してマスクに着用を求めている。問題は、マスクを忘れたという人が訪問してきたときである。こうした場合はマスク1枚を10円程度で販売していることが多い。やはりマスク1枚といえでも買収と認定される恐れがあるからである。
久御山町選挙管理委員会に取材をおこなったところ、住民からこうした情報が寄せられており、把握しているとのことであった。その上で「既になされた行為については適法・違法の判断はおこなわない」とした。
※画像引用先:2020年11月6日付け「田口こうじオフィシャルブログ」
田口議員のブログより
2021年4月30日
(久御山ジャーナル主筆 芦田祐介)