久御山町では先の衆議院比例代表選出議員選挙で「民主党」票が291票であったことが久御山町選挙管理委員会事務局への取材によりわかった。
旧「民主党」の流れをくむ立憲民主党と国民民主党は、ともに略称を「民主党」で届け出したことがメディアで取り上げられた。「民主党」と書かれた票は、両党の獲得票数に応じて案分されることとなった。
町HPや広報くみやまでは、比例代表では立憲民主党が1073.778票、国民民主党が172.221票と公表されていた。
本紙が町選管事務局に取材をおこなったところ立憲・国民両党の略称となる「民主党」と書かれた票は291票であり、立憲民主党は823票+案分250.778票、国民民主党は132票+案分40.221票であることがわかった。なお、「民主」と書かれた票は無効票と判断したという。
「国民民主党」と書かれた票は132票に対して、「民主党」と書かれた票は、それを上回る291票であったというのである。「民主党」に敗れた国民民主党は少々不甲斐ないのではないか。
そもそも立憲・国民両党が同じ略称では有権者の投票行動に混乱が生じてしまう。両党が話し合って、それぞれ違う略称にすることが求められる。
2021年11月20日
(久御山ジャーナル主筆 芦田祐介)