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田口前議員に告示前に出陣式の案内 公選法に違反か!?

田口浩嗣・前議員が京都府議議員選挙に立候補を予定していた園崎弘道氏(現:京都府議・自民党衆議院京都府第六選挙区支部長)による出陣式の案内を告示日前にFacebookに掲載し、不特定多数に参加を呼びかけていたことがわかった。事前運動を禁じた公職選挙法に違反する可能性が高い。

 

田口氏は、平成26年3月4日にFacebookに同年3月28日告示・4月6日投開票の京都府議会議員補欠選挙(城陽市選挙区)に立候補を予定していた園崎弘道氏による3月9日開催の「総決起集会」・3月16日開催の「事務所開き」・3月28日開催の「出陣式」の案内を掲載し、不特定多数に参加を呼びかけた。

 

総決起集会と事務所開きは、一般的に「政治活動」として認識されており、不特定多数に参加を呼びかけることは自由である。

※事務所開きの「事務所」とは、あくまでも「後援会事務所」を指す。「選挙事務所開き」ではない。

 

しかしながら、告示日当日におこなう出陣式(選挙活動に該当する)の参加を事前に不特定多数に呼びかける行為は、これまで久御山ジャーナルが繰り返し指摘してきたように、公職選挙法に違反する極めて高い。

 

そのため出陣式の案内文には、「取扱注意」「部内連絡」「SNSへのアップなどは公職選挙法に違反するためお控えください」などといった文言が入っていることが多い。田口氏がアップロードした「内部文書」には、そのような記載はなかったのだろうか。

※「出陣式の案内文」は、党や後援会の関係者等の特定少数に「事務連絡」として送付(送信)したものであれば、「選挙人に働きかける行為」に該当せず、適法と解される。

 

田口前議員に告示前に出陣式の案内 公選法に違反か!?

 

告示日前の3/4に出陣式への参加を不特定多数に呼びかける田口氏の投稿 

 

田口事前運動3.png 

内部文書を不特定多数に公開する浅はかな行為

2023年8月22日

久御山ジャーナル編集部

岩井コスモ証券

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