久御山町議会議員の田口浩嗣氏が総選挙期間中に岸田文雄自民党総裁(内閣総理大臣)とグータッチした写真を撮影したことについて自民党関係者から非難の声が上がっていることがわかった。本紙の取材に対して自民党関係者が明らかにした。
自民党は、先の総選挙期間中である10月25日に京都市役所前に京都府選挙区の候補者を集め、岸田総裁を応援弁士とする大規模な街頭演説会をおこなった。
関係者の話や田口氏のブログによると、田口氏は同地で警備業務をおこなっていたが、岸田総裁の演説終了後にスタッフジャンパーを脱ぎ捨て、マスクを外した状態で岸田総裁とグータッチした写真を撮影したというのである。
目撃した自民党関係者によると田口氏の行動には、岸田総裁のSPも困惑していたという。当該写真は、10月25日付けの田口氏ブログに掲載されている。
写真引用元:田口浩嗣オフィシャルブログ「清水鴻一郎衆議院候補者の支援の輪を広げて下さい!」(2021/10/25)
ある自民党関係者は「党から任された警備業務を放棄して、岸田総裁とツーショット写真を撮るなど言語道断。しかもマスクを外して撮影しているため岸田総裁には、(飛沫感染やマイクロ飛沫感染での)感染リスクが高まる。岸田総裁に万が一のことがあれば、どう責任を取るのか」と田口氏の行動を強く非難した。
一方、本紙の取材に自民党京都府連の事務局は「そうした事実は把握しておらず、コメントは差し控えたい」とした。
田口氏は、大物政治家などの著名人とツーショット写真を撮ってブログに掲載するのが大好きなようである。よほど自分のことを大きく見せたいのであろうか。
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(久御山ジャーナル主筆 芦田祐介)