信貴康孝町長が公職選挙法により候補者から後援団体への寄附を禁じている期間に現金を寄附していた疑いがあることがわかった。
特定の候補者を支持したり、推薦したりする政治団体は「後援団体」と位置づけられている。公職選挙法は、任期満了の90日前から投票日まで候補者から後援団体への寄附を禁止している(90日規制)。
本紙が令和2年度の信貴康孝後援会の収支報告書を調べたところ、当初は、候補者本人となる信貴町長が「令和2年7月3日」に150万円を後援会に寄附していることを確認した。
当時・第18代久御山町長であった信貴氏の任期満了日は、令和2年8月27日であり、「令和2年7月3日」に自身の後援団体である信貴康孝後援会に信貴町長本人が寄附していたのであれば、公職選挙法の90日規制に抵触することになる。
その後、信貴康孝後援会は令和5年4月4日付けで寄附日を「令和2年7月3日」から「令和2年4月20日」に修正した。公選法違反になることにに気づいて、あわてて修正したものと推認される。
本件について本紙芦田が議会で追求したところ、信貴町長は「錯誤による修正」だと答弁した
2024年8月21日配信
久御山ジャーナル編集部
(初出:久御山ジャーナル2024年8月1日号)
8月20日に久御山町長選挙の告示日を迎える。立候補を表明しているのは、いずれも無所属で現職の信貴康孝氏(自民党、公明党、立憲民主党推薦)と前町議の中井孝紀氏。
平成12年に執行された町長選挙で当時の現職・田口清氏と新人・坂本信夫氏が激しく競り合い、新人の坂本氏が当選したが、それ以来となる横一線の激戦となる模様。
町長選挙は5日間の短期決戦。組織力でまさる現職が逃げ切るのか、はたまた新人が現職の批判票を固めて、上述した坂本氏のように「逆転ホームラン」を打つのか。最終的には、数百票差で決着するものと思われる。
なお、宇治青年会議所は、YouTubeに立候補を予定する両者の政策などを紹介する動画をアップロードした。投票の参考となる動画となっている。
両陣営が設置している後援会事務所は、20日の立候補届け出をもって選挙事務所に切り替わる。住所は、以下のとおり。
(現職)信貴康孝陣営:久御山町佐山双置3
(新人)中井孝紀陣営:久御山町田井西荒見89-1
◯町議補選は無投票か!?
中井孝紀氏の議員辞職により町長選挙にあわせて町議会議員補選も同日告示となった。
立候補を表明しているのは前町議の内田孝司氏のみ。他に立候補の動きはなく、無投票当選になると予想されている。
内田孝司氏は東一口在住。一度議員を引退したが、中井氏の議員辞職により東一口が議員空白区となったため、白羽の矢が立った。
今回、当選を決めれば4期目となる。町議会の現・与党会派「@くみやま」(または「くみやまみらい」)に入会することが予想される。
2024年8月19日配信
久御山ジャーナル編集部
久御山町役場1階ロビーで開催された昨年の「平和パネル展」に「守ろう憲法9条」などと政治的意見が強い展示があったことがわかった。
この平和パネル展は平和祈念事業の一貫として令和5年8月8日~20日に役場1階ロビーで開催されたものである。
本展示の1つに「STOP!イラク派兵」「守ろう憲法9条。自衛隊のイラク派兵に反対します」などというパネルが展示されていた。
憲法9条や自衛隊の海外派兵については、さまざまな意見・主張がある。本件展示は、久御山町が特定の政治的主張に加担したことになり、行政の政治的中立性に反するといえそうだ。
なお、本年の「平和パネル展」には、こうした偏向展示はなかった。
久御山町公式インスタグラムから引用
2024年8月15日配信
久御山ジャーナル編集部