久御山町田井新荒見の事業地に産業廃棄物を大量に放置している広村商店(事実上廃業)が4トラック1台分の産廃を撤去したことがわかった。
本紙は10月28日に同地で産廃撤去作業がおこなわれるとの情報を得た。現地に赴いたところ、京都府と久御山町の職員が立ち会う中、同社から委託を受けた産廃業者がトラック1台分の産廃を撤去していった。
京都府山城北保健所と久御山町環境保全課に取材をおこなったところ約6㎥の産廃が撤去されたという。
前回、撤去作業がおこなわれたのは、7月17日以来なので約3ヶ月ぶりに産廃が撤去されたことになる。本紙既報のとおり保健所は撤去作業が滞っていることを理由に同社に対して「今後の厳しい措置について検討している」としていた。「厳しい措置」を逃れるための一時しのぎの撤去作業でなければよいのだが。
本紙の取材に対して保健所は「あらゆる選択肢を考え、最善の手段を講じていく」と述べるに留め、具体的な「今後の厳しい措置について」は明言を避けた。一方、地元住民は広村商店の鈍い動きに怒り心頭となっている。
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(久御山ジャーナル主筆 芦田祐介)