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信貴康孝後援会が収支報告書を未提出 府選管は督促状を発出

信貴康孝久御山町長の後援会「信貴康孝後援会」が令和2年度の政治資金収支報告書を提出していなかったことが京都府選挙管理委員会事務局への取材によりわかった。

 

信貴町長の関連政治団体は、「心豊かな久御山の会」と「信貴康孝後援会」の2団体がある。政治団体は毎年1月1日~12月31日までの収支状況を翌年3月末までに総務大臣または都道府県選挙管理委員会に提出しなければならない。

 

昨年11月30日付けで府選管のHPに定期公開された令和2年度の収支報告書を閲覧したところ「心豊かな久御山の会」については提出期限である令和3年3月31日を徒過した4月16日付けで提出されていることが確認できた。一方、「信貴康孝後援会」については報告書自体が存在しなかった。

 

久御山町ジャーナルが昨年12月に府選管に取材をおこなったところ、「信貴康孝後援会」は令和2年度の収支報告書が提出していないとのことであった。また、府選管が令和3年6月21日付けで収支報告書を至急提出するよう督促文書(「令和2年分の政治資金収支報告書の提出について」)を発出していたこともわかった。

 

その後、久御山ジャーナル芦田が令和4年3月会議の一般質問で収支報告書の未提出を指摘したところ、令和4年2月28日付けで提出されたことが確認された。提出期限から11か月遅れての提出である。

 

信貴町長は、「提出するのを失念していた」と議会で答弁していたが、上述したとおり府選管が督促文書を発出している。後援会の事務所所在地は信貴町長の自宅住所で届け出がなされているため、自宅に督促文書が届いていたはずである。そのため「失念していた」という言い訳は、通らないのではないか。

 

〇久御山ジャーナルが入手した公文書

pdf 令和2年分の政治資金収支報告書の提出について.pdf (0.24MB)

 

〇同種の報道

維新と立民 計3支部で締め切り後も政治資金収支報告書提出せず (NHKニュース2021年12月28日)

 

2022年3月9日

久御山ジャーナル編集部

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