久御山町議会議員の田口浩嗣氏が平成29年度に政務活動費を充当して作成・配布した広報紙に政党活動・選挙活動の記載や写真があることがわかった。
久御山ジャーナルが平成29年度の政務活動費の領収書等を閲覧したところ、田口氏は、広報紙の印刷代29,700円、配布代64,291円、合計93,991円を支出していた。
政務活動費は、公金である以上、広報紙に政党活動・選挙活動についての記載をすることは原則として許されない。しかるに、田口氏は広報紙の裏面に「衆議院選挙応援活動・JSS京都21の会街宣活動・JSS和束町長選挙戦の激励」など明らかに政党活動・選挙活動についての記載や関連した写真を掲載をおこなっている。
政党活動・選挙応援の記載
さらに田口氏は「(議員になって)5年間で繋がってきた自民党のパイプ『力』」として自民党の閣僚(元職含む)や国会議員とのツーショット写真や自身の選挙活動時の写真などを掲載している。
閣僚や国会議員とのツーショットを掲載し、国との「パイプ」を自慢
私費であれば問題はないが、公金を使用して、このような広報紙を印刷・頒布することは許されない。本紙既報のとおり、田口氏は令和2年度の政務活動費については、不適切な支出であることを認め、広報紙の印刷・頒布代を返還している。
平成29年度に受給した政務活動費についても違法性が強く疑われる。印刷・頒布代については返還するべきではないだろうか。
田口議員平成29年度政務活動費領収書等.pdf (0.44MB)
田口こうじ広報紙.pdf (0.91MB)
2022年2月19日
久御山ジャーナル編集部