記事

生理用品無償配布事業 利用件数は低迷

久御山町は、昨年7月から女性に生理用品を無償配布する事業を開始したが、今年2月末時点で配布されたのは37パックにとどまっていることが住民福祉課への取材によりわかった。

 

生理用品の配布事業は、コロナ禍などの影響により経済的に困窮する女性を支援するために、防災備蓄している生理用品を更新するときに、メーカー推奨期限を過ぎた古い生理用品を無償で配布することにより、有効活用するものである。

 

役場の総合受付などに引換券があり、その券を住民福祉課または子育て支援課の窓口で提示すれば生理用品が受け取れる仕組みである。

 

配布事業を開始した時点で231パックの在庫があり、なくなり次第終了するとしているが、今年2月末までに配布されたのは37パックにとどまっているため、194パックが残っている計算になる。月間の平均配布数は、4.6パックと低迷している。

 

久御山ジャーナルの取材に対して住民福祉課長は、配布件数が少ないことについて「久御山町には、一人暮らしの女子学生が少ないこと」や「生理用品を無料でもらうのは恥ずかしいという気持ちがあるのでは」と分析。「原則として女性職員が対応しているので、積極的に利用してもらいたい」と答えた。

 

・経済的な理由で生理用品の購入にお困りの人に生理用品をお渡しします(久御山町HP)

 

PXL_20220329_065424803.jpg

 役場内に設置されている生理用品の無料引換券

 

PXL_20220329_065340846.jpg

 生理用品は、中身がわからないように紙袋に封入している

 

 2022年3月30日

久御山ジャーナル編集部

フジトミ くりっく365・くりっく株365口座開設プログラム

 

トップへ戻る