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消防団員の

久御山町議会3月会議で消防団員の報酬が引き上げられた。(ヒラの)団員の年額報酬32,000円が36,500円になったほか、出動ごとに支払われる金銭も「費用弁償」から出動報酬に名前を変え、支給額が引き上げられた。

 

『法律用語辞典』(法令用語研究会編、有斐閣)によると「費用弁償」とは、「公務員等が職務を執行するに要する費用を償うこと又は償うために支払われる金銭」とある。これまでも実態は、「費用弁償」ではなく、出動に対する報酬という性質のものであったが、支払われる金額も2000円以内と僅少であった。

 

また「1回につき」から「1日につき」支払われることとなったため、日をまたいだ場合にも出動日数に応じて支給される仕組みとなった。

 

今回の条例改正により、消防団員の労苦に応じた報酬が支払われることにより、職務への士気や家族の理解の向上につながることが期待される。

 

久御山ジャーナル芦田は、令和3年9月会議の一般質問で消防団員の報酬引き上げを訴えたが、これが実現したことになる(『議会だより くみやま』令和3年11月1日号、13ページ参照)。

 

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消防団員報酬の新旧対照表(議案書より)

 

2022年4月14日

久御山ジャーナル編集部

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