野村村東に感染性産業廃棄物処理施設を設置した業者に対して近隣から悪臭苦情があったことが京都府への情報公開請求によりわかった。
昨年11月5日、近隣から「焦げたにおい(臭い)がする」と久御山町消防本部に連絡が入った。パトカーも出動し、事情聴取および施設内の確認がおこなわれた。後日、府と町からも悪臭対策を求める指導がおこなわれた。
この問題は、12月会議の一般質問において環境保全課長が「試験運転の段階で『におい(臭い)』が発生した事案があった」と答弁していた。
しかしながら、久御山ジャーナルが入手した京都府の文書には繰り返し「悪臭苦情」という言葉が使用されていた(業者が作成した報告書には「異臭騒ぎ」という言葉が使われている)。
「におい(臭い)」と言い換えることにより、町が「悪臭苦情」を矮小化しようとした意図が感じられる。なお、産業・環境政策課長は、これを否定し、「臭い」という表現で問題なかったと答弁した。
連絡事項処理用紙.pdf (0.28MB)
指導票.pdf (0.15MB)
業者作成の報告書.pdf (0.22MB)
※黒塗り=行政が非開示とした部分、赤塗り=久御山ジャーナルの判断で非開示にした部分
2022年6月26日
久御山ジャーナル編集部