信貴康孝町長の関係政治団体「信貴康孝後援会」の令和2年度収支報告書に会報印刷代の一部が計上されていない疑いがあることが11月10日までにわかった。
後援会の収支報告書によると機関紙発行事業(印刷代)として、令和2年8月17日に会報5号印刷費を、8月26日に会報6号印刷費にそれぞれ178,200円を支出したことになっている。
しかしながら、信貴陣営の関係者に取材をおこなったところ6月に会報5号を、7月に会報臨時号を、8月に会報6号を印刷して、それぞれ頒布したという。
そのため7月に印刷・頒布した会報臨時号が収支報告書に記載されていないことになる。
臨時号の印刷代が計上されていない収支報告書
令和2年7月に頒布された会報臨時号
久御山ジャーナルは、京都府選挙管理委員会に開示請求をおこない、支払先の印刷会社が発行する領収書を入手したが、やはり但し書きには会報5号・会報6号の印刷代という記載しかない。
収支報告書に添付された領収書
つまり臨時号の印刷代を収支報告書に計上していない疑いが強い。あるいは領収書の但し書きに不備があり、収支報告書に記載ミスが生じたという可能性も考えられる。
いずれにしても政治資金規正法の政治資金の透明化を図るという趣旨から逸脱する行為であり、早急に収支報告書を訂正する必要がある。
信貴康孝後援会令和2年度収支報告書の添付書類.pdf (0.46MB)
2022年12月13日
久御山ジャーナル編集部