信貴康孝町長が京都府医師会が組織する政治団体「京都府医師連盟」から町長選挙の資金として10万円の寄附を受領していたことが選挙運動収支報告書によりわかった。
信貴陣営が町選管に提出した選挙運動収支報告書の収入の部には、推薦を受けた自民党から合計16万円(内訳は府連から10万円、参院第一支部と参院第四支部が各3万円)、立憲民主党から5万円の選挙資金の寄附が計上されたていたほか、京都府医師連盟から10万円の寄附が計上されていた。推薦政党の1つである公明党からの資金援助は確認できなかった。
医師会は自民党の有力な支持団体であり、医師連盟は医師会のいわば「政治部」に該当する。潤沢な資金力に加え、組織内国会議員が存在することもあり、強い政治的影響力を有している。圧力団体内でも医師会の政治的影響力はトップクラスといえる。
こうした圧力団体から選挙資金の援助を受ける場合は、選挙後に影響力を行使してくることが予想されるため、利権政治・忖度政治の温床となるものである。
2024年12月10日配信
久御山ジャーナル編集部