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【独自】田口議員が車道にカラーコーンを違法設置

久御山中学校前であいさつ運動をおこなっている田口浩嗣議員が中学校前の公道にカラーコーンを違法に設置していたことがわかった。

 

田口議員のブログによるとスピードを出して走行する車が水たまりの上を通ると、通学中の生徒に水がかかってしまうため、ドライバーに「注意喚起」するために、水たまりの上に設置したとのこと。

 

そのため「中学校前の公道にカラーコーンが設置されていて走行の邪魔」だと中学校に苦情があったため、教頭が「公道にカラーコーンを置かないでください」と田口議員に注意。本紙の取材に対して教頭は「田口さんには、納得してもらったと認識している」と述べた。

 

ところが田口議員はブログで「(苦情の電話があったため)教頭先生がこちらが悪い事をしているかのように、注意しに来られ、逆にスピードを落として走行してくれたら置く必要ないと言い返してくれたのかと、反論したが分かっていますと引っ込まれました!」などと自らの行為を正当化している。

 

本紙が宇治警察署に取材をおこなったところ「道路管理者の許可を得ずにカラーコーンを設置したのであれば違法である。町道のため久御山町と相談の上、対応する。罰則はあるが、行政指導に従わない場合に適用を視野に入れることになる」(交通課交通総務係の係長)と述べた

 

また、道路管理者である久御山町にも取材をおこなったところ「カラーコーンの設置は許可していないので、道路管理者として適切に対応する」(事業建設部長)と述べた。
田口議員の行為は、道路法43条や道路交通法76条に違反する可能性が極めて高い。このような行為を許せば、雨の日は、公道のいたるところにカラーコーンが設置され、交通秩序は著しく混乱する。
法令以前に、あのような場所にカラーコーンを設置すれば、車同士の正面衝突事故や車とカラーコーンとの衝突事故の危険性が高まる。水跳ね被害は抑え込みたいという考えには賛同するが、「実力行使」は到底是認できるものではない。
田口道路法違反.png
違法行為の写真(削除済)を堂々とブログにUPしていた田口議員のブログ
田口道路法違反2.png
正当な苦情に「逆ギレ」する問題記述
※画像引用はいずれも2021年7月7日付け「田口こうじオフィシャルブログ」より
2021年7月8日
(久御山ジャーナル主筆 芦田祐介)

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【独自】京都府がK社に感染性産廃処理業の許可を与える

久御山町野村村東に感染性産業廃棄物処理施設の設置を計画していたK社(本社=宇治市)が6月8日付けで京都府から許可を受けていたことが京都府山城北保健所への取材でわかった。操業開始時期は不明。

 

感染性産業廃棄物とは、注射器、ガーゼ、施術に使用した手袋といった「医療ゴミ」になる。コロナ禍の現在では、コロナウイルスが付着した医療ゴミなども搬入される可能性がある。同社は、これまで同事業の経験がなく、まったくの新規参入になる。

 

当該計画は、令和元年12月の各常任委員会で環境保全課・都市整備課からの行政報告により存在が明らかになった。筆者は令和2年12月議会の一般質問で、設置反対を訴えたが、町として受入を拒否する考えはないという答弁であった。

 2021年7月1日

(久御山ジャーナル主筆 芦田祐介)

 

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【独自】田口浩嗣議員が収支報告書を訂正

久御山町議会議員の田口浩嗣氏(3期目)が6月23日に令和元年度「田口こうじ後援会」の収支報告書を訂正したことがわかった。田口議員が同日付けのブログで明らかにした。

 

本紙3月12日付け既報のとおり「田口こうじ後援会」は自由民主党京都府第六選挙区支部(代表=安藤裕衆議院議員)から平成31年4月14日付けで3万円を受領していたが、これを収支報告書に記載していなかったのである。

 

田口議員のブログによると「安藤事務所から田口こうじ後援会収支報告書に記載漏れがあると教えて頂き」訂正したとのこと。

 

本紙は、2月には未記載の事実を把握していた。自民党木津川市支部、藤山ゆきこ後援会、古林よしたか後援会も第六選挙区支部からの寄付を収支報告書を記載していなかったが、いずれも3月中に訂正していた。

 

関連記事:【独自】田口議員が寄附金を収支報告書に未記載

 

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 訂正された「田口こうじ後援会」の収支報告書(府選HPより)

2021年6月24日 

(久御山ジャーナル主筆 芦田祐介)

【独自】「事業者型ゴミ屋敷」4トントラック1台分の産廃を撤去

久御山町田井新荒見に大量の産業廃棄物を放置している有限会社広村商店が4トントラック1台分を撤去していたことがわかった。

 

同社は令和元年6月頃に事実上廃業。2年以上にわたって事業地に産廃が放置されている状況が続いており、昨年12月には、京都府山城北保健所が全量撤去の改善命令を発出。しかしながら撤去されたのは履行期限最終日にトラック1台分のみ。

 

同社の産廃放置問題は「事業者型ゴミ屋敷」としてテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」など大手マスコミでも取り上げられた。

 

トラック1台分が撤去されたとはいえ、目標の全量撤去には程遠く、その後も目立った動きはなかった。ところが6月17日に周辺住民から「産廃が少し減っている」との情報提供があった。

 

久御山町環境保全課の担当者に確認したところ「6月16日に4トントラック一台分が撤去されたことを把握している。来週か再来週にトラック1台分を撤去する予定がある」とのことであった。

 

一方、産廃を所管する京都府山城北保健所の担当者は本紙の取材に対して「今後は、撤去する量や頻度を増やすように指導し、全量撤去を目指す」と答えた。

 

撤去された産廃は全体の量から見ると「雀の涙」とはいえ、良い方向に動いているのか。いずれにしても1日も早い産廃全量撤去が望まれる。

 

2021年6月18日

(久御山ジャーナル主筆 芦田祐介)

 

【独自】久御山町立学校 児童生徒への不適切指導で2年連続訓告措置

久御山町立学校において2年連続で児童生徒への不適切な指導を理由に教員への訓告措置が取られていたことが京都府教育委員会などへの取材でわかった。

 

本紙が入手した公文書によると平成30年度は次のようなものである。

 

児童同士のトラブルについて聞き取りをしようとしたところ、児童が逃げたため、一輪車を勢いよく投げつけ、後ろから羽交い絞めにした。さらに仰向けになって倒れた児童に対して上から手で両肩を押さえ、膝で腹部を押さえつけたというもの。当該教員は、口頭訓告となった。

 

次に令和元年度は次のようなものである。

 

不登校気味の児童生徒と1対1の状態で話しをしたが、その際、1時間程度問い詰めるような口調で話しをしたというもの。「結果として当該児童生徒に容易には回復しがたいほどの苦痛と恐怖、屈辱感を与え、翌日から登校することができな」ったとしている。当該教員は文書訓告となった。監督責任を問われた校長も口頭訓告となった。

 

これらの事案は一切公表されていなかった。久御山町教育委員会は筆者の議会質問に対して「訓告は、制裁的措置を備えない矯正措置であり、行為者に反省を促し、職員の資質向上と職務の遂行改善に資するものである。加害者・被害者のプライバシーに配慮する必要もあるので、原則として懲戒処分以外は公表しない」と答弁している。

 

しかしながら、三重県教育委員会は懲戒処分に至らない文書訓告・厳重注意事案についても公表している。その理由として「教職員は児童生徒の教育に携わる立場であることから、児童生徒の安全・安心な学校生活に支障となるおそれのある規律違反の事案について、懲戒処分に至らない文書訓告等の事案においても公表することにより、説明責任を果たし、県民の信頼を確保する」ためとしている。

 

どちらが教育委員会のあるべき姿かは明らかである。

 

 

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情報公開請求にて入手した訓告文

 2021年6月16日

 (久御山ジャーナル主筆 芦田祐介)

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