久御山町が北陸新幹線敦賀・新大阪間整備計画に関連し、新たな在来線駅の誘致を検討していることがわかった。信貴康孝町長が6月18日付け京都新聞の単独取材で明らかにした。
京都新聞によると、久御山町は北陸新幹線の「小浜・京都ルート」が採用された場合、町東部の巨椋池干拓地に整備が想定されている車両基地周辺への新駅設置を検討しているという。信貴町長は「車両基地ができるデメリットを超えるメリットが必要」としたうえで、新駅誘致の必要性を強調した。
同日開かれた6月会議の一般質問では、島宏樹議員(くみやまみらい)が北陸新幹線整備計画について質問。京都新聞の報道を踏まえ、車両基地の立地受け入れに当たっては、新駅建設を条件とするなどの交渉を行うべきではないかと提案した。
これに対し信貴町長は、「まずは課題に向き合いたい」と述べたうえで、新駅誘致については「強い決意をもって要望していきたい」と答弁した。一方で、新駅建設を車両基地受け入れの条件とする考えについては明言を避けた。
さらに信貴町長は、「まずは住民の皆様の不安や懸念を払拭し、理解を得ることが重要」としたうえで、「車両基地ができるデメリットを大きく上回るメリットを引き出せるよう全力で取り組む」と答弁した。
京都新聞の記事では、車両基地建設に伴う治水や環境への影響を懸念する一方で、駅設置が実現すれば久御山町の交通利便性向上やまちづくりにつながるとの考えを示している。信貴町長は「駅ができれば人が集まり、道路整備も必要になる。どういったまちづくりが描けるのか希望を見いだせないか」と述べており、北陸新幹線整備を地域発展の契機として捉える姿勢も示した。
2026年6月18日配信
久御山ジャーナル編集部