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クロスピアくみやま、1階リニューアルで売上大幅増 カフェも本格オープン

久御山町は7月27日に開かれた総務事業常任委員会で、「まちの駅クロスピアくみやま」の運営状況について報告した。施設の1階リニューアルやテイクアウトカフェの開設を進めた結果、特産品販売コーナーの売上が前年同期を大きく上回るなど、利用促進に向けた成果が報告された。

 

町では、日常の来館者を増やすことを目的に、6月から1階フロアのリニューアルに着手した。特産品販売コーナーを北側へ移設するとともに、待合スペースを南側へ移し、新たにカフェスペースを設置した。また、施設北側出入口のパーゴラには「くみやまマルシェ」の横断幕を設置し、来館者が立ち寄りやすい施設づくりを進めている。8月には北側外壁への新看板設置やカフェカウンター、商品陳列棚の整備も予定している。

 

リニューアルの効果は売上にも表れている。特産品販売コーナーの売上は、6月1日から15日までが22万9,495円で前年比95.7%だったものの、6月16日から30日は54万1,132円で前年比160.6%、7月1日から15日は81万5,239円で前年比281.8%となり、大幅な伸びを記録した。

 

クロスピア売上推移.png

 

町は、イオンモール側から店舗へ入りやすくなったことに加え、「ベジまる(小松菜ドーナツ)」やホワイトコーン、和菓子など新商品の充実が要因と分析している。

 

また、加工室を活用したテイクアウト方式の「IRORI CAFE(イロリカフェ)」は、7月11日に本格オープンした。運営会社はクロスピアくみやまで加工品の製造・販売を行う株式会社TURU。久御山町産小松菜を使用したドーナツ「ベジまる」のほか、ベジまるサンデー、ベジまるティラミス、コーヒーやクリームソーダなどのドリンクを販売している。営業時間は火曜日から土曜日までの午前10時から午後4時となっている。

 

令和8年度は、「SARANNN MARCHE」や「くみやまものづくり祭り with C-AMP」、「HALLOWEENイベント」、「くみやまスマイルフェスティバル2026」、「餅つき」など、多彩なイベントも予定されている。なお、6月に予定していた「クロスピア市×環境フェスタ」は台風の影響で延期となった一方、「ホワイトコーンまつり」には約1,000人が来場した。

 

町は今後も、季節に応じた商品の充実や出品者の掘り起こしを進めるとともに、店内掲示やSNSを活用した情報発信を強化する方針としている。

 

クロスピアくみやまは開設以来、多額の公費が投入されてきた一方で、来館者数や売上面では期待された成果を十分に上げられず、「負の遺産」との厳しい指摘も聞かれる施設となっていた。

 

今回のリニューアルやテイクアウトカフェの開設により、特産品販売コーナーの売上は前年を大きく上回る結果となり、一定の成果が数字として表れ始めている。しかし、今回公表された売上はリニューアル直後の短期間の実績であり、今後も同様の水準を維持できるかは未知数だ。

 

クロスピアくみやまが真に再生したと評価されるためには、一時的な話題づくりや売上増にとどまらず、継続的な来館者の増加や地域農産物・特産品の販路拡大、さらには施設全体の収益力向上につなげていくことが求められる。今回のリニューアルが「負の遺産」から脱却する第一歩となるのか、それとも一過性の取り組みに終わるのか。

 

信貴康孝町長は「クロスピアくみやまが山城地域北の玄関口となる公共施設として、地域全体の発展のために、さまざまな取り組みを推進していきたい」(6月会議の濱口隆志議員の一般質問に対する答弁)と決意表明しており、今後の運営と成果が問われることになりそうだ。

 

pdf まちの駅クロスピアくみやまに係る諸報告について(令和8年7月27日付け総務事業常任委員会資料).pdf (0.37MB)

 

2026年8月6日配信

久御山ジャーナル編集部

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