久御山町議会の民生教育常任委員会は、アクティオ株式会社を全世代・全員活躍まちづくりセンター(愛称:グランハット)の指定管理者として指定する議案を全会一致で「可決すべき」と決した。10月1日の本会議において可決される見込み。
今回の指定管理者の選定は、同センターの整備運営事業に係る管理運営業務、設計及び工事監理業務の事業者選定において、参加者から提出された事業提案書やプレゼンテーション、ヒアリング等を踏まえて審査が行われ、その結果、アクティオ株式会社が契約者となったことを受けたもの。指定期間は、令和8年12月28日から令和13年3月31日までとなっている。
今回、注目されるのは、指定管理者として文化スポーツ事業団のような町の外郭団体などではなく、民間企業であるアクティオ株式会社が選定された点だ。
アクティオ株式会社は、全国で公共施設などの管理運営を手掛けており、施設管理・運営に関する実績を有する事業者である。今回の選定において、こうした民間事業者としての施設管理の実績やノウハウを持つ企業が指定管理者に選ばれたことは、評価できる。
宇治市では、宇治市文化会館の指定管理者を巡りアクティオ株式会社が、それまで文化会館の管理運営を担ってきた外郭団体である公益財団法人宇治市文化センターとの「ガチンコ対決」を制して、指定管理者として選定されている。指定管理者から外れた宇治市文化センターは解散に追い込まれた(※)。
公共施設の管理運営については、単に町との関係性や従来からの実績だけで事業者を選ぶのではなく、専門性や企画力、サービス向上への取り組みなどを踏まえて競争的に選定することが、指定管理者制度本来の趣旨にもかなう。
「官から民へ」という流れの中で、公共施設の管理運営についても、行政や外郭団体が担うことを当然とするのではなく、民間企業の専門的なノウハウを積極的に活用することが求められている。
全世代・全員活躍まちづくりセンターが、単なる「ハコモノ」に終わることなく、民間事業者のノウハウを生かした魅力的な施設となることが期待される。
※宇治市の指定管理者選定委員会は全委員が外部委員によって構成されているため民間事業者と外郭団体による「ガチンコ対決」といえる。他方で久御山町の選定委員会は、町の理事者・幹部職員が委員の過半数を占めており、外郭団体優位の審査になっているという批判は免れない。
久御山全世代・全員活躍まちづくりセンターの指定管理者の指定について(令和8年9月7日付け民生教育常任委員会資料).pdf (0.11MB)
2026年9月13日配信
久御山ジャーナル編集部