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LINE登録者数が低迷 町は「登録者数増のために啓発する」

久御山町公式LINEの登録者数が1056人(6月15日現在)にとどまっている。

 

『日本再生』2023年6月1日号(529号)に長岡京市・中小路健吾市長と西宮市・石井登志郎市長のインタビュー記事が掲載されており、両市長ともLINE登録者数について言及している。

 

当該記事によると長岡京市(人口約8万人)のLINE登録者数は約8万人。これは、LINEを活用したクーポン事業の影響があり、中小路市長によると推定登録実数は約6万人とのこと(クーポンだけという「幽霊登録者」がいるらしい)。

 

一方、西宮市(人口48万人)のLINE登録者数は、約10万人。

 

人口をもとに登録率を割り出すと長岡京市は約75%、西宮市は約20%、久御山町は約6%になる。

 

6月15日、岩田芳一議員の一般質問に対して、総務課長は久御山町は他自治体と比較してもLINE登録者数が少ないことを認め、「登録者数の増加に向けて啓発してきたい」と答弁した。

 

2023年6月16日

久御山ジャーナル編集部

来年度から紙おむつの園内処理実施へ

信貴康孝町長は、来年度から紙おむつの園内処理を実施することを表明した。6月15日、濱口隆志議員の一般質問に対して答弁した。

 

現行の紙おむつの持ち帰り制度は、衛生面の問題のほか、仕分け作業をおこなう保育士の負担にもなっており、園内処理を望む声が上がっていた。

 

久御山町はこれまで「保護者からの要望がない」として、おむつの園内処理について後ろ向きな姿勢を示していた。

 

流れがかわったのは今年1月。厚生労働省がおむつの園内処理を推奨する通知を自治体に発出したのである。

 

そのため3月会議では、これまでの「研究する」という答弁を一転させ、信貴町長は「国からの通知を受けて、教育委員会に園内処理の検討を指示した」と答弁していた。

 

紙おむつの園内処理するには保管場所の問題から毎日ゴミ収集車に回収してもらう必要がある。教育委員会はおむつ1枚あたり100グラム、園児1人あたり7枚、3園で毎日回収するとなると約140万円(うちイニシャルコストが70万円)の予算との認識を示した。また、5月9日に既におむつの園内処理を実施している八幡市の視察をおこなっていたことも明らかとなった。

 

その上で信貴町長は「園内の環境整備、収集業者の選定、保護者への周知が必要」として、「令和6年度の実施に向けて準備していく」と答弁した。

 

2023年6月15日

久御山ジャーナル編集部

給与明細書の電子交付を将来的に検討 経費削減へ

久御山町が将来的に給与明細書の電子交付導入を検討していることが3月24日までにわかった。

 

久御山町では職員に対して圧着式の給与明細書を交付している。1回あたり700枚を使用しており、毎月の給与に加えて賞与もあるため年14回使用している。

 

さらに給与改定があった場合に、遡って支給することもあるため年間1万2千枚の作成費用を計上している。

 

作成単価は令和3年度は31.68円だったのに対して、物価高の影響などもあり令和5年度は見積もり段階で33円に引き上がったという。

 

そうすると33円×12,000枚=396,000円の給与明細書印刷製本費の年間予算が必要になってくるわけである。

 

そこで久御山ジャーナル芦田は、令和5年度当初予算の総括質疑において経費削減のために新たに導入される勤怠管理システムにあわせて給与明細書の電子交付をおこなうべきと提案した。

 

これに対して森山総務部長は「ゆくゆくは給与明細書の導入も検討していく方向で考えている」と答弁した。

 

一方で正職員はパソコンを貸与しているので、将来的な電子交付は可能であるが、会計年度任用職員についてはパソコン貸与がないため、紙交付は必要との認識を示した。

 

2023年6月14日

久御山ジャーナル編集部

前期議会人事が決定 議長に松本義裕氏、副議長に岩田芳一氏

久御山町議会は、5月17日に改選後初の議会(通称「人事議会」)を開いて、議長に松本義裕議員(くみやまみらい)を、副議長には岩田芳一議員(公明党議員団)を選出した。

 

その他、監査委員の選任同意や事務組合の議員、議会運営委員会および常任委員会の正副委員長・委員の選出などをおこない「前期」議会人事が下記の通り、すべて決まった【以下、敬称略】。

 

○議長 松本義裕

○副議長 岩田芳一

○監査委員 島宏樹

 

○議会運営委員会

・委員長 塚本五三藏

・副委員長 島宏樹

・委員 辻徹、樋口房次、巽悦子、戸川和子

 

○総務事業常任委員会

・委員長 樋口房次

・副委員長 辻徹

・委員 田井稔、中野ますみ、島宏樹、戸川和子、中井孝紀

 

○民生教育常任委員会

・委員長 巽悦子

・副委員長 大宮竹志

・委員 濱口隆志、塚本五三藏、岩田芳一、芦田祐介

 

○予算決算常任委員会

・委員長 戸川和子

・副委員長 濱口隆志

・委員 議長を除く11名

 

○広報広聴委員会

・委員長 中井孝紀

・副委員長 巽悦子

・委員 大宮竹志、田井稔、辻徹、濱口隆志、岩田芳一

 

○城南衛生管理組合議会議員 塚本五三藏、辻徹

○後期高齢者医療連合議会議員 巽悦子

○京都地方税機構議会議員 田井稔

 

議長・副議長などは、会派代表者会議などによって事前調整の上で、すべて本会議において議長による指名推選により選出された。監査委員は、町長が選任同意の議案を提出した上で、賛成多数で同意となった。

 

城南衛生管理組合議会議員のみ、定数2名のところ塚本議員・辻議員・芦田の3名が名乗りを上げ、事前調整がつかず全員協議会で2名連記制による選挙がおこなわれた。

※投票用紙に2名の議員名を記載することができる。2名とも同じ議員名を記載した場合は無効票。

 

選挙結果は

塚本議員 13票

辻議員 13票

芦田 1票

白票(無効票) 1票

となり、塚本・辻の両議員が本会議で指名推選された。

 

なお、議会3役・議会運営委員会および常任委員会の正副委員長、特別地方公共団体(広域連合・事務組合)の議員のいずれにも選出されなかった「無役」の議員は、中野ますみ議員(日本共産党議員団)と芦田の2名となった。

 

2023年5月17日

久御山ジャーナル編集部

新議長は誰だ!? 密室の会派代表者会議で協議中

5月10日から会派代表者会議が開かれ、議長・副議長・監査委員などの議会人事について「民主的」な協議がおこなわれている。

 

議長の有資格者は

 

①2期目以上であること

②会派所属議員であること(日本共産党議員団は野党会派のため排除される)

③副議長または少なくとも常任委員会委員長の経験があること

④これまでに議長経験がないこと

⑤議会内で一定の人望があること(議会内で嫌われていないこと)

 

などが考えられる。

 

②については、改選前に無会派の中井孝紀議員が議長に選出されたことがあるが、これは例外的と考えられる。

 

④については、過去に林勉元議員が議長を2回務めたことがあるが、10年を経ての再登板となっている。現職議員で議長経験があるのは戸川和子議員、島宏樹議員、樋口房次議員、中井孝紀議員の4名である。

 

以上のことを踏まえ、議長の有資格者と考えれるのは松本義裕議員(くみやまみらい)・岩田芳一議員(公明党議員団)・塚本五三藏議員(@くみやま)の3名となる。

 

議会人事は、住民やマスコミは勿論、議員の傍聴も許可されない密室の会派代表者会議で事実上内定となり(協議が決裂すれば選挙になる)、5月17日の本会議で正式決定となる。

 

2023年5月11日

久御山ジャーナル編集部

 

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