記事

21879.jpg

8月20日告示・8月25日投開票の久御山町長選挙に立候補を表明しているのは、現職の信貴康孝氏と新人で前町議の中井孝紀氏の2名である。

 

日本共産党と日本維新の会は候補者を擁立するのは困難と見られ、信貴氏と中井氏の熾烈な一騎打ちが予想されている。

 

現職の信貴氏は、自民党・公明党・立憲民主党の推薦を取り付けている。町議13名内10名が支援にまわると見られる。組織力や現職としての知名度では優位な立場にある。

 

この他、4年前の信貴陣営の選対本部長を務めた前町議の田口浩嗣氏が信貴氏の支援団体「心豊な久御山の会」の街宣車の運転手を務めていたという目撃例があり、田口氏も信貴氏支持を鮮明している。

 

一方の中井氏は、6月会議の最終日に議員辞職し、事前の政治活動を活発化。2連ポスターの掲示や支援団体「久御山を改革する会」の街宣車を巡回させるなど懸命に支持拡大をはかっている。現時点において、中井氏を推薦する政党や支持を表明している町議は存在しないが、複数の元町議の支持を取り付けたと見られる。

 

町内の有権者数は約1万2千人である。昨年の町議会議員選挙の投票率は50.86%であったことから45~60%程度の投票率が予想される。

 

信貴氏を支援する町議10名の昨年の町議選での合計獲得票は4375票であった。仮に投票率を50%とすると、約6000票の奪い合いとなる。極論、信貴氏がそのまま4375票を獲得すれば、中井氏は1625票にとどまり、信貴氏の圧勝に終わる。もちろん、物事はそのような単純な話しではない。

 

中井氏が地盤とする御牧校区は町内最小校区であり不利な立場にあるが、住民の間では、現職の信貴氏には不満の声も強まっており、多選批判も重なり支持を広げている。信貴氏が地盤とする佐山校区など同氏の支持層にも浸透してきているという見方もある。

 

また、信貴氏は上述したとおり自民党など3党の推薦を取り付けているが、「政治とカネの問題」により国民の政治不信は強まっているため、政党推薦が足かせになる可能性もあり、政党推薦のない「完全無所属」のほうが伸びしろがあるといえる。

 

信貴氏は今回、西脇知事との2連ポスターの掲示を開始した。これは、中井氏に対して強い危機感を示していること意味する。とはいえ、現職3期目の町長としての信貴氏の知名度や推薦政党・支援町議による組織力は強大であることに間違いはない。

 

いずれにしても、今回の町長選挙は横一線の激戦となることが予想される。両陣営が事前の政治活動を活発化させているため、町内では徐々に選挙モードが高まっている。住民がどのような判断するのか注目される。

 

◯信貴氏の関係サイト

久御山町役場 町長室(外部サイト)

心豊かな久御山の会 Xページ(外部サイト)

※信貴康孝氏の政治活動用のウェブサイトやブログの存在は確認できなかった。

2024/8/6追記:信貴町長がXを開設したことを確認した。シンキ康孝 Xページ(外部ページ)

 

◯中井氏の関係サイト

中井たかのりオフィシャルブログ(外部リンク)

2024年7月11日

久御山ジャーナル編集部

 

信貴町長関係団体が異動届の提出を怠る 政治資金規正法に違反

信貴康孝町長の関係政治団体「心豊かな久御山の会」(以下「同会」)が代表者を交代したにもかかわらず、京都府選挙管理委員会に異動届の提出を怠り、政治資金規正法に違反していたことが久御山ジャーナルが行った情報公開請求によりわかった。

 

同会の代表者は、信貴町長の地元・佐山に在住するA氏が務めていた。A氏は久御山町の自治功労者であり、シルバー人材センター理事長や商工会長などを歴任した「地元の名士」であったが、昨年9月に逝去した。

 

A氏が逝去したことによりは、同氏は同会の代表者を当然に退任したことになる。

 

政治資金規正法では、政治団体の名称や代表者、会計責任者、事務所所在地などの届出事項に変更が生じたときは、7日以内に異動届を都道府県選挙管理委員会に提出しなければならないとしている。

 

ところが同会は、府選管へ代表者変更の異動届を提出することを長期間に怠り、本年3月25日になってようやく昨年9月11日付けの異動事項(代表者の交代)を府選管に届け出したのである。政治資金規正法に違反することは明白である。

 

pdf 心豊かな久御山の会「届出事項等の異動届け」(令和6年3月25日付け).pdf (0.61MB)

※黒く塗りつぶている部分は府選管が非公開とした部分、赤く塗りつぶしている部分は久御山ジャーナル編集部の判断でマスキングしたもの

 

2024年6月19日配信

久御山ジャーナル編集部

じゃらんnet

信貴町長関係団体が告示日前に出陣式の案内 公選法違反か!?

信貴康孝町長の関係政治団体「心豊かな久御山の会」(以下「同会」)が前回4年前の久御山町長選挙の告示日前に出陣式の案内をSNSに掲載していたことがわかった。事前運動を禁止する公職選挙法に違反する可能性が高い

 

同会は主要SNSの1つであるX(当時Twitter)に町長選挙の告示日前日となる令和2年8月17日に出陣式の案内文書の写真を掲載した。

 

他の自治体の選挙管理委員会のホームページには、出陣式の案内状を不特定多数に配布することは、選挙運動に関する図画に該当し、事前運動を禁止した公職選挙法に違反するとある。

 

そうすると、告示日前に不特定多数が閲覧できるSNSに出陣式の案内を掲載する行為も、これと同様に事前運動を禁止した公職選挙法に違反すると解される。

 

同会は「信貴康孝町長とともにわが町久御山のまちづくりに協力する団体です」と称している。主たる事務所は、信貴町長の自宅住所と同一であり、収支報告書に記載がある「事務担当者」は、信貴町長の配偶者となっている。

 

信貴町長は、本件について「知らなかった」というが(投稿した人物も把握していないという)、選対関係者に責任を転嫁することなく、政治家として説明責任をはたすべきである。

 

kokoro5.png

 「心豊かな久御山の会」アカウントによる公選法違反が疑われるXへの投稿

 

2024年6月18日配信

久御山ジャーナル編集部

信貴町長の「第二後援会」の会計責任者に元議長が就任

信貴康孝町長の関係政治団体「心豊かな久御山の会」の会計責任者が交代していたことが関係者への取材によりわかった。

 

「心豊かな久御山の会」は「信貴康孝後援会」とは別に設立された、信貴町長の「第二後援会」であり、主たる事務所は信貴町長の自宅住所となっている。

 

これまでは、信貴町長の親族と思われる人物が会計責任者を務めていたが、本年3月に前議員で議長経験も有する内田孝司氏が新たに就任した。

 

ある関係者は、本年8月に執行される町長選挙を見据えて新体制を構築したと見立てている。

 

内田氏は、平成23年に町議会議員選挙に初当選し、3期12年で議員を勇退した。

 

同じく前議員で最低限の社会常識すら身につけておらず、愚行を繰り替えした田口浩嗣氏(現在、町消防団長・町社会教育委員長・御牧校区青少年健全育成協議会長)とは違って、内田氏は誠実な人柄で議会内での人望も厚く、社会常識を持ち合わせていたため、3期目は全員一致で議長に選出された。

 

2024年5月28日配信

久御山ジャーナル編集部

税理士ドットコム

hxqpwGBGFm4yYHC1716729741_1716729823.png

田口浩嗣・前議員(現在、町消防団長・町社会教育委員長・御牧校区青少年健全育成協議会長)が過去に自身のブログでテレビ番組の違法アップロードを呼びかけていたことがわかった。

 

田口氏は、令和2年10月7日付けのブログにおいて玉田神社がテレビ番組で放送されたことを紹介し、「誰か、録画されていたら【You Tube】に投稿してください。」などと掲載した。

 

言うまでもなく著作権者の許可を得ずに動画共有サイトにテレビ番組をアップロードすることは、明白な著作権侵害である。著作権侵害は、民事上の不法行為を構成するだけでなく、刑事上も犯罪行為となる。

 

YouTubeでも、テレビ番組の無断アップロードなど著作権侵害 が認められる場合は、事前通告なしに、当該動画を削除すると利用規約で謳っている。

 

田口氏の違法アップロードを呼びかける記載により、仮にブログ閲覧者が著作権侵害を決意し、実行に着手した場合は、田口氏に著作権法違反罪の教唆犯が成立した可能性がある。

 

これまで再三再四にわたって指摘してきたとおり、このように田口氏は非常に思慮が浅い人物であり、久御山ジャーナルは、田口氏に議員の資格はなかったと断じる。

 

久御山ジャーナル芦田は、田口氏と同じ会派に所属していたときは、後輩議員でありながら、精一杯指導してきたものの、聞く耳をまったく持たず、「勤務態度」が改善されることなかった。現在、田口氏は町の社会教育委員長や消防団長を務めているが、まともな社会常識を身に着けていない同氏に公職に就く資格はない。即刻辞任するべきである。

 

A2raN6OuRlTH6xg1716729836_1716729868.png

 

 

 田口浩嗣氏(令和2年10月7日付け)ブログより引用

※新聞記事の掲載も適法な「引用」とは認め難く、著作権侵害に該当する可能性がある

 

5月27日配信

久御山ジャーナル編集部

 

ふるさとプレミアム

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ...
トップへ戻る